About
「深き呼吸」は、映画『アビス』の深海という舞台そのものではなく、言葉にできない感情ほど心の奥へ沈んでいく感覚と、暗さの中でしか聞こえてこない自分の本音に着想を得た曲です。誰かに届かなかった言葉や、うまく選べなかった未来を「消えてしまったもの」として急いで片づけるのではなく、見えない場所でまだ呼吸をしているものとして捉え直し、輪郭を失うほど迷った時間の中にも、次へ進むための小さな脈動が残っていることを描いています。タイトルの「深き呼吸」は、強く前を向くための息ではなく、答えのない静けさに身を委ねながら、それでも自分を手放さないために繰り返す呼吸のことです。沈んでいくような夜に、無理に光を探さなくてもいいと思えるように、闇の中でゆっくりと自分の声を取り戻していく時間をそっと支えられたらと考えました。
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Lyrics
水面にゆれる影を追いかけて 声にならぬ想いは泡になり 沈むほど 近づいていく まだ知らない ほんとうの自分へ 深き呼吸に溶けてゆけ 見えないものを抱きしめながら 暗闇に宿る微かな光 君を導く 最後の合図 境界のない深さの中で 輪郭をなくした心が歌う 失うことは ひとつ目の誓い 出会うための はじまりだから 深き呼吸に溶けてゆけ 選んだ孤独を照らすように 静寂に響く 本当の声 それが未来を開く扉 触れられぬ景色の果てに 確かに脈打つリズムがある 壊れるほど透明な思いで あなたと今をつなぎたい 深き呼吸に溶けてゆけ もう迷わずに委ねながら 闇を抱きしめ 光を抱きしめ 生まれなおす 深海の中で