SAY-SHOW
Gravity Balloon
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映画『カールじいさんの空飛ぶ家』から、「少しだけ軽くなる心の重力」を、静かなJ-POPバラードの世界観で描きました。通い慣れた日常の風景の中に、ふっと膨らむ小さな風船のような感情を重ね、説教でも決意表明でもない、ごく個人的な“気づき”がそっと浮かび上がる一曲に仕上げました。静かなピアノと寄り添うようなバンドサウンドがお気に入りです。

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Lyrics

帰り道 靴紐がほどけて
しゃがみ込んだ 静かな路上で
ビルの隙間を すり抜けた風が
いきなり 背中を撫でていった

買い物袋の くしゃくしゃの音
寄り道ひとつ しないままの日々
「こんなもんかな」と 呟いた声が
思ったよりも 疲れて聞こえた

空には ひとつ 星が見えた
名前なんて 知らないけれど
今までずっと 気づかなかったことだけ
なぜか 少しだけ くやしくて

Gravity Balloon
胸のどこかで ほどけない
小さな結び目があって
Gravity Balloon
誰に見せるでもないけれど
まだ手放せない 夢がひとつ
ポケットの奥で 膨らんでる

洗いたての シャツに袖を通す
少しだけ 肩が軽くなった朝
鏡の中で 眠たそうに笑う
知らない自分が こっちを見ていた

大きな決意は なくていい
ドラマみたいな 展開もいらない
いつもより ひと駅だけ
手前で降りて 歩いてみるだけ

それだけで なぜか
世界の輪郭が やわらかくなる
信号待ちの赤が
いつもより 長く 続いてほしい

Gravity Balloon
言葉にならない ため息が
少しだけ あたたかくなる
Gravity Balloon
どこへ向かうのかは 知らないまま
それでも ほどけた足取りで
見たことない 角を曲がってく

夜風が ゆっくり ほどいてゆく
固く結んでいた いくつもの明日
見上げた空に 手を伸ばしたら
なにも掴めないのに
なぜか 少しだけ 軽くなった