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森に咲くささやき
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「森に咲くささやき」は、映画『もののけ姫』から物語そのものではなく、“触れてはいけないものに惹かれてしまう感覚”や“近づくほどに声をひそめてしまう距離”だけを静かにすくい取り、それを恋や記憶の手触りへと置き換えた曲です。大きな対立や正しさには向かわず、壊してしまうかもしれないものの前で生まれるためらいや、言葉になる前にほどけていく感情の輪郭を、耳元で囁くような声と最小限の響きに預けています。森は外の風景であると同時に、内側にひらけた静かな領域として立ち上がり、そこに芽吹く想いは誰にも触れられないまま、それでも確かに息づいています。強く願う代わりに、届くかどうかもわからないままそっと差し出すような感情や、近づくことよりも壊さないことを選んでしまうその繊細な判断を、夜の温度に溶かすようにすくい上げました。誰にも見せていないやさしさやためらいが、ほんの少しだけ肯定される余白を残しています。

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Lyrics

静寂(しじま)にとける風のぬくもり  
そっと命が目覚めていく夜
落ち葉を撫でてゆく指先  
ほら、祈りがやさしく揺れている

見えない未来を想い  
小さくつぶやく  
暗闇を抜けた先で  
心はほどけていく

そっと森に届くように  
願いが舞う青いひかりの中  
伝えたい、命のきらめき  
この夜、優しく歌うよ

消えていった足跡も  
静かに芽吹く願いの蕾
痛みさえ包むように  
昨日の夢が胸で灯る  
新しい朝を待っている

星屑の下で誓って  
震える想いは  
きっと明日へと  
やわらかく解けてゆく

そっと森に届くように  
願いが舞う青いひかりの中  
伝えたい、命のきらめき  
この夜、優しく歌うよ

森の奥で響く余韻
あなたにだけ、そっと残したい